2019.01.23 カウンセリング室から
「夫婦関係の悩みを解決する その2 ーもう悲しまない!」
夫や妻との関係で悩みを持っている人は多いです。
あなたはどうですか?
私も長年悩んできました。
そして悩みを解決するために
いろんな人にアドバイスをもらいました。
でも解決しませんでした。
私が受けたアドバイスは
ほとんどがこうでした。
「相手を変えることはできないから
自分が変わらなきゃ。
あなたが変わらないと。
あなたが変われば相手も変わるよ」
私はどこをどう変えればいいのだろう?
と、思いました。
アドバイスを受けた人に聞いても
わかりませんでした。
夫に聞いても
「自分で考えろ」でした。
私は一生懸命考えました。
自分の言い方を変えようとしました。
家事をもっとちゃんとしようと努力しました。
でも解決にはほど遠く
事態は良くなりませんでした。
そして、
努力はしたけれど
自分を変えることはできませんでした。
言い方も。
家事の処理能力も
私は悲しい月日を重ねました。
でも、今、私は思います。
「このアドバイスは間違っている!」
と。
確かに相手を変えることはできません。
でも自分を変える必要もないのです。
しかし、
変えなければいけない考え方が
一つあります。
それは相手の言動を悲しいと感じるところです。
相手に「こうなってほしい」 と期待することです。
期待があるから悲しくなる。
そうならないのは自分のせいだと反省する。
期待しないのです。反省も要りません。
悲しむ必要もないのです。
お互いに期待が裏切られるように感じるのは
お互いが違う個性の人間だからです。
裏切っているのではなく
違う人間が違う感性で違う考えで行動しているのです。
でも、これは、
悩んでいる最中にはわかりません。
確かに
私が変わったとき
相手は変わりました。
(ガラッと変わったわけではありません。
ほんの少しです)
(ガラッと変わったわけではありません。
ほんの少しです)
では、
私がどう変わった時か?
それは私が十分癒されて
「自分はちっとも悪くない」
と気づいた後のことです。
長年にわたって傷ついて
自信をなくして心が
十分に癒されて
自信を取り戻し、
それから
考え直す第一歩が始まったのです。
人それぞれに
気持ちや考え方は違うことがわかり、
相手を変えようとしても
できないとわかってからです
私の努力なんかで
相手は変わらないのです。
それが相手の個性なんです。
その変わらない夫とどう付き合っていくか?
それを真剣に考えて
徐々に私は楽になっていったのです。
長くなってしまいましたが、
夫婦間の問題で悩んでいるのなら、
まず、
あなたは
自分を反省するのをやめてみましょう。
いったんは、この問題から離れましょう。
自分をゆっくり甘やかして
自分の心を癒していきましょう。
好きなことをし、
自分を楽しませてあげましょう。
そして自分の人生を振り返って
自分ができたこと、
自分のいいところ
自分が誰かに(親や友人など)愛されたことを思い出しましょう。
自信を取り戻しましょう
それからです。
この問題を考えるのは。
(4つ目の記事です)
「夫婦関係の悩みを解決する その2
ーもう悲しまない!」
この1週間、お元気でしたか?
自分自身をうんと甘やかして
気分良く楽しく過ごしていただけましたか。
気分良く過ごす・・・
そうなんです
気分が悪くなるものがやってきたら
すっとかわして避けるんです
わざわざ落ち込みネタの中に飛び込んでいかない(^^
それでもあなたを落ち込ませようと
落ち込みネタはやってきます
例えば、こういうのはどうですか?
子供を保育園から連れ帰って、
テレビに子守をさせながら 夕飯の支度をしていると
夫が帰ってきました
夫が「夕飯はまだなのか」
と言いながら冷蔵庫を漁っています
適当な食べ物を出して一人ムシャムシャ食べ始めました。
多分そのまま食べ終わってテレビを見ています。
その横にお腹をすかせた子供がいます。
あなたは思います
……今一生懸命作っているのに。
子供だって待たせているのに。
私だってお腹が空いてるし
疲れてるし、
でも一生懸命作っているのに。
待ってくれてもいいのに。
手伝ってくれもしないし待ってもくれはしない……
子供のためになんとか夕食を作り上げ
子供と夕食を食べ、そして子供を風呂に入れ
寝かせて……後片付け
寝かせて……後片付け
あなたは悲しくなります
そして落ち込みます
でも食器洗いまでとりあえず終えてしまいましょう
さあ、ここからです
ノートか紙を用意しましょう
「悲しい」と書きましょう
次です
「何が?」
と書きましょう
と書きましょう
さあ、何が悲しいのでしょうか?
全部書いてみましょうか。
(ここでは後の説明のために番号を振っておきますね)
「私ばっかり働いている」
それが悲しいのですか?
「夫は食事を待ってくれなかった」
「夫は手伝ってくれなかった」
どんどん書きましょう
「私だったら手伝うわ」
「私だったら待つわ」
「私だったら一緒にするわ」
「子供も待たせているのに」
「私を愛してないからだわ!」
「協力して作り上げるのが家庭よ」
「私はやれる人がやるという考え方なのに
夫は夫の仕事、私の仕事と分けたがるの」
「だいたい作ってるおかずが無駄になるじゃないの!」
どうですか。全部書けたでしょうか。
さあ、ここで深呼吸。
「私は今から落ち着いてこれを眺める」
と出来るだけ冷ややかに言いましょう。
そして自分に言います。
「私は悲しんだりしない」と。
そして眺めてみると
(本当に眺めるのです。紙を少し遠く離して)
わかることがあります。
(本当に眺めるのです。紙を少し遠く離して)
わかることがあります。
「私だったら〇〇なのに〜」
という言葉です。
という言葉です。
そうです。
「私だったらこうする。
それは愛情から。
でも相手はそうしない。
でも相手はそうしない。
だから相手は私に対する愛情がない」
あなたはそう考えて悲しいのではありませんか?
でも、待ってください。
あなたのようにしないのは本当に愛情がないからですか?
ただ単なる考え方の違いではありませんか?
ただ単なる考え方の違いではありませんか?
あなたと相手とは
地球人と宇宙人のように違う人間だ
と言う前提で考えてみるのはどうでしょうか?
相手は
あなたが悲しいと思っている
なんて気づいちゃいませんよ。
それとも、あなたはこう考えるかもしれません。
確かに
相手はあなたのようにはしてくれない。
でも、相手は
自分のことでいっぱいいっぱいなのかもしれない。
余裕がないのかもしれない・・・・
でも、
でも、
今はそんな風に相手の立場に立つのはやめましょう。
そうかもしれないけれど
相手は、余裕ができても手伝いませんよ。
さあ、ここからです。
あなたは、相手もあなたのように考えて
あなたのように対応してくれるのを期待していた
あなたのように対応してくれるのを期待していた
そしていつかそうなると思っていた
でも、そうならなかった
そして、
これからもそうならないのですよ
それは相手はあなたではないからです
だからそうならない相手にそうなってほしいと期待して
がっかりするのはもうおしまいにしましょう
でも、それは愛情がないからなんて、考えるのもやめましょう。
そしてクールに対応しましょう。
まず、夕食メニュー、
夫が食べるからと思って、大人の男も満足するメニュー
なんてもうやめましょう。
夫のためになんて考えて食べてもらえないのは
悲しいだけです
まず、確実に食べるあなたと子供が満足するメニューでいいのです。
すぐできるメニューでいいのです。
それは夫の分も作りましょう
そして夫が食べなかったらそれは冷蔵庫に。
次の日の夫の夕食用です。
そして、出来るだけ優しい顔と声で言いましょう
「間に合わなくてごめんね。
明日の夜これ食べてね」
明日の夜これ食べてね」
食器洗いは夫の係にしましょう。
夫は言うかもしれませんね。
「嫌だよ。じゃあ洗わなくていい紙の食器でいいよ」
そう言ったら、仕方ありません。
紙の食器にしましょう。
でもあなたは嫌かもしれません。
じゃああなたは自分のは普通の食器にしましょう。
その代わり自分のは不満に思わず洗いましょう。
夫は文句を言うかもしれません。
「自分ばかり美味しそうな食器にしてる」と
そうしたら優しく言いましょう。
「あなたも食器に入れてほしいのなら
食べた後、自分の食器は自分で洗ってね」
と。
ポイントは
決して泣いたり怒ったりしないで言うことです。
どうですか?
がっかりしましたか?
まりこさんは何を言ってくれるかと期待したのに
そんなことなの?
なんかギスギスした家庭になるわね……と
それとも、面白い、やってみようかなーと、
思ってもらえたでしょうか。
ここから始めていって、そして、相手も
「こんなの嫌だ」
と思ったら、なんか言ってくるでしょうし、
そうしたら、また話し合って、
二人が合意できるところで
取り決めをすればいいと思います。